天気が気になるときに、天気予報とウェザーニュースで調べている同僚の先生がいます。普通の天気予報とウェザーニュースのどこが違うのですか。結局、同じなんてことではないでしょうか。
そうですね。天気を予想するとき、気象庁が出す天気予報と、ウェザーニュースが出す天気予報は大体同じです。しかし、「すぐに」、「細かく」、「正確な」情報が欲しい場合、ウェザーニュースの方を見た方が良いです。解説します。
「今日は、大雨だからお家の方に迎えにきてもらう。」
「雨だから運動会は延期だ。」
「雪だから車はスリップしやすいので注意をしておこう。」
このように、学校と天気は切り離せない関係にあります。また、台風の進路予想によっては、早めに休校にしたり、台風が来ているのに学校があったりと様々です。
今回は、ウェザーニュースの天気予報と、気象庁の出す天気予報とどこが違うのか、説明していきます。
私は、ウェザーニュースを初め、複数のアプリを使っています。その中でも、ウェザーニュースはおすすめです。
「ウェザーニュース」とは
「ウェザーニュース」とは?世界最大級の総合気象情報会社
「ウェザーニュース」は、世界最大級、国内最大手の民間の天気予報の会社です。
プロの天気予報士が500人在籍しており、最新の気象データを使えるエンジニアが250人います。蓄積されているデータは国内最大です。
ただでさえ資格をとるのがのが難しい気象予報士が、500人もいるとはすごいですね。
下の資料は、ウェザーニュースホームページからです。
ウェザーニューズは1986年設立の民間気象情報会社で、30余年にわたる発展の中で世界50か国でサービスを行う世界最大級の総合気象情報会社に成長しました。
日本国内においては、約2,500社と取引を行う業界最大手です。24時間365日交代で、500人以上の気象のプロが世界の気象状況を監視しています。
また、250人以上の専任のIT技術者が、最先端のテクノロジーを駆使して予報精度の向上を目指した開発を行っています。
蓄積している世界の気象データも民間最大級です。
ウェザーニューズは、テレビで見る天気予報はもちろん、陸・海・空のあらゆる分野に適合した気象情報を提供しており、その市場は44種類におよびます。
例えば、船舶向けには安全性や環境負荷を考慮した航海ルート選定、航空会社向けには飛行機の揺れない場所を考慮した機内食提供時間のアドバイス、コンビニ向けには気温変化に応じた商品仕入れの支援、天気や風向きに応じたスポーツ競技者・運営者のサポート……など、日々の生活の中で気付かないような場所でもウェザーニューズの気象情報が生かされています。
個人向けの天気情報は、これら法人向けサービスで長年培われた気象技術やノウハウを活用しながら、運営・開発がなされています。
ウェザーニューズってどんな会社? – ウェザーニュース (weathernews.jp)
最近では、地方公共団体で契約して、それに基づいて休校等指示をしているというのを聞いてます。これからさらに、認知度が上がっていくでしょう。
「天気予報の自由化」によって、各社が独自予報を発表
ウェザーニュースの起源は、1993年の天気の自由化の法改正です。天気の自由化によって、それまで気象庁の天気予報に縛られていた天気の予測が、民間によって自由に報道されるようになりました。
ウェザーニュースのホームページには、次にように載っています。
昔は天気予報と言えば気象庁が発表したものが当然で、テレビ局や新聞など、一般の方が目にする天気予報は全て同じでした。
しかし、気象業務法が1993年に大幅に改正されました。「天気予報の自由化」と呼ばれるものです。
それまでは、民間の気象会社も気象庁が発表した天気予報を伝えなければいけませんでしたが、この気象業務法の改正によって、ウェザーニューズなど気象庁以外の民間気象会社が、一般の方に向けて独自の天気予報を発表できるようになりました。
この「天気予報の自由化」をきっかけに、気象庁がそのときまで行っていた「都道府県単位」で「一日ごとの天気予報」がより細かい・詳しい場所での天気予報、3時間ごとなど細かい時間に区切った天気予報が、テレビやインターネットなどでも見られるようになりました。
ただし、台風の進路予想や警報の発表など、気象庁のみが発表する情報もあります。
ウェザーニュースと気象庁の予報が違うのはなぜ? – ウェザーニュース (weathernews.jp)
自由化によって、より利用者が求めているより正確な情報が得られるようになったのですね。
天気の自由化によって、気象庁で慎重に報道しているものに加えて、さらに細かなデータを基に、より詳しい天気予報ができるようになったようです。
ウェザーニュースの予報と気象庁の予報の違い
ここが、一番大事なところです。
それでは、ウェザーニュースの天気予報と気象庁の天気予報とではどのような違いがあるのでしょうか。
ウェザーニュースの予報と気象庁が発表する予報を比較すると、大きく4つの違いがあります。
1つ目は、予報を組み立てる手順や方法が、各気象会社や機関によって異なり、情報がきめ細やかでたくさんあるということです。
コンピューターシミュレーションでこの先の予想を計算させるのは、どこの機関も同じなのですが、その計算方法や計算結果に、各機関の専門家によって独自に情報を加えています。
また、ウェザーニュースには、計算のもととなる、今の天気がどうなっているかという情報(実況といいます)が、非常にきめ細かく、気象庁よりもたくさんあるため、正確な計算を行いやすくなっています。
2つ目は、天気予報を発表する場所の単位が、1km四方ととても細かい範囲で予報をしているということ(気象庁は5km四方)。
例えば、同じ東京23区内でも東京駅と新宿駅では、その日に雨が降るかどうかや、気温にも違いが出てきます。その違いもしっかりと別の地点の予報として発表しています。
3つ目は、予報時間のきめ細やかさです。ウェザーニュースではその地点の3時間ごとや1時間ごとの天気や気温の予報はもちろんのこと、アプリでは1時間先まで5分ごとの天気予報を発表しています(気象庁は3時間ごと)。
4つ目は、予報を1日のうち決まった時間に数回発表するのではなく、随時最新の天気予報を発表・更新していること(気象庁は5時,11時,17時の1日3回)。
空の様子は絶えず変化しているため、予報のもととなる情報も時々刻々と変化しています。特に、局地的な範囲で起こる現象については、1日前・半日前に予想を完全に当てるのは難しいのですが、数時間前になれば局地的な現象でも高い精度でお伝えすることができます。
そのため、ウェザーニュースでは、決まった発表時間を待つことなく、最新情報を常に天気予報に反映するようにしています。
ウェザーニュースと気象庁の予報が違うのはなぜ? – ウェザーニュース (weathernews.jp)
以上の4点である「情報が豊富」、「細かい単位で天気予報を知れる」、「時間が5分刻みと細かい」「予報を随時更新」というメリットがあります。
ある程度の情報までは無料ですので、是非アプリをとられてください。
実際に使ってみて
実際に、私はウェザーニュースのアプリを使わせてもらっています。
その結果、
①台風の進路やゲリラ豪雨などの予報はウェザーニュースが精確。
②あとは、ほとんど変わらない。
ということが実感です。どちらの天気予報もほとんどあたり、少しだけ外れます。しかし、台風の到着時刻等ウェザーニュースの方が優れている場合があります。
これからも、どちらともの情報を見つつ、雲の動きなどを確認して天気を予想したいと思います。
どこかの、説明文教材みたいになってしまいました。
有料版を無料で使う方法
実は、有料版を無料で使う方法があります。
それは、株主になって、株主優待を得ることです。
現在、株価が6000円近くですので、100株保有をしておくと、年に2回、優待の権利を得られますので、その権利で1名分有料版を無料で使うことができます。
今後、株価は上がっていく可能性がありますので、優待の権利を得ながら、配当金をもらい、なおかつ売買益を得られる可能性もあります。
こちらは、リスクがある方法になりますので、株式取引を十分理解している方のみ試されてください。
あくまでも投資判断は自己責任でお願いします。
まとめ
今回は、ウェザーニュースと気象庁の天気予報を比較し、ウェザーニュースの方をおすすめする理由を解説しました。
おすすめする理由は以下の通りです。
子どもたちの命と時間を預かる学校の先生は、全員入っていても損はないかもしれませんね。
最後に、ウェザーニュースのホームページに書かれていた言葉を引用して終わります。
使う人にとってより使いやすい天気予報を
スマートフォンの普及などにより、人々の生活様式もどんどんとカスタマイズされてきています。いつでもどこでも情報を見ることができるようになり、自分に合った、自分に必要な情報を、自分が必要な時に入手するようになりました。
ウェザーニュースでは、使う人にとってより使いやすいように最新の天気予報をさまざまな媒体でお届けしています。また技術革新や自分たちが発表した予報を振り返って分析することにより、予報の精度に関しても、日々改善を行っています。
より使いやすく、より精度の高い天気予報をお伝えできるように努めています。
ウェザーニュースと気象庁の予報が違うのはなぜ? – ウェザーニュース (weathernews.jp)
様々な情報を得て、より的確な判断を自身でされてください。くれぐれも、天候の変化による危険な行動や、子供たちに健康被害をもたらす活動だけはやめましょう。それでは。