雷が苦手な子に対してどのような対応をとればよいか―知覚/聴覚過敏

子育て

雷が苦手な子

 
親
 

こんにちは。雷におびえてしまって、雨の日に学校に来れない子がいます。小松さんだったらどのように対応されますか。

小松
小松

こんにちは。はい。状態にもよりますが、自分だったらこうするというのを解説しますね。

 

 

今日は、雷の音に敏感に反応してしまう子供へどのような対応を取れば良いか整理しました。このケースに限らず、以下のステップで子育ての問題は考えていきたいですね。

 

 

  1. 子どもの実態の把握
  2. 対策
  3. 対策の評価
  4. 改善した対策

 

 

まずは、子どもの実態把握からが大事です。どうして、雷が苦手なのでしょうか。

 

 

子どもの実態の把握

 

 

まず、子どもの状況を確認してみましょう。

 

 

雷が怖い…。

 

 

この「雷が怖い」ということですが、雷を多面的に考えるとよくわかってきます。

 

雷は、鳴ると大きくて低い音や閃光が出ます。閃光の場合でしたらカメラの照明も同じような反応が出るでしょうから、多くの場合、大きくて低い音が苦手ということがわかります。

 

「雷は恐ろしい。」と本能的に思うのは人間として当然なのですが、今回のケースの場合、その影響が大きいということになります。

 

つまり、考えられるものは、以下の2つ。

 

 

  1.  聴覚過敏
  2.  知覚過敏

 

 

どちらかということになります。

 

 

これは、本人がどうにでもならない問題です。だから物理的に、音を遮断する手立てが必要です。

 

 

雨の日に出かけられない

 

このような子どもは、雨の日に出かけられないのでしょうか。それは、違います。

 

 

もし、雨の日に外出できないという子は、「雨の日=雷がなる」ということがトラウマとして関連付けられた可能性があります。

 

 

全ての雨は、雷が鳴るわけではないと知る必要がありますね。

 

小松
小松

後付けされたものならば、それは克服できる可能性があります

 

それでは、考えられる対策とは何でしょうか。

 

 

雷が怖い子への対策

 

 

雷が怖い子は、先ほど述べたように「聴覚過敏」「知覚過敏」の可能性が高いです。

 

だから、その音を遮断する5つの方法を紹介します。

 

 

イヤーマフを使用

 

 

 

一番におすすめしたいのは、イヤーマフです。安価で使いやすく、どんな場面でも使えます。

 

 

大きな音が苦手な子供は全員もっていると思われますが、イヤーマフがおすすめです。

 

 

「ゴロゴロ」音など怖がりやすいものでも、防ぐくとができます。

 

 

最近では、キッズ用なども充実してきたので、探して購入してみるのもよいでしょう。

 

さらに気になる子供に対しては、耳栓を使うと良いことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

実態に応じて、対応されてください。

 

 

 

ノイズキャンセリング機能付きヘッドフォンを使用

 

 

 

 

「密閉型」「ノイズキャンセリング機能付き」「有線」のものを選ぶ。

 

※ 6月から8月まで学校に置いてもらう。

   

ノイズキャンセリング機能というものがついているヘッドフォンを保護者の方に購入してもらってください。

 

 

ノイズキャンセリング機能というのは、ヘッドフォン内部から音を出して、周りかわらの音を妨害するものです。雨の音は軽減され、雷の音を少しは聞こえなくなるでしょう。

 

 

場合によっては、イヤホンタイプや密閉タイプではなくても大丈夫だと思われがちですが、意外と音が入ってきます。購入されるときは「密閉型」「ヘッドフォンタイプ」であるかを確認ください。

 

 

学校でBluetooth対応の音楽プレーヤーはほとんどありません。イヤホンプラグコードが付いている有線のものを選びましょう。音楽は何を流していても良いと思います。好きなアニメの曲でも聞かせてあげてくださいね。

 

 

周囲をうるさくする

 

 

雷の音がひどい場合は、合奏などをして聞こえなくします。なぜかこれは効果的です。

 

 

雷の音が聞こえない程度に。45分間グループで練習させると、指導もできて、音も途切れることはありません。

 

 

実は、雷の音を怖がる子は、雷が鳴りそうなときに静かになることを嫌います。大いにうるさくしてあげましょう。

 

 

小松
小松

失敗として、静かに学習さえたときがありました。これは、逆に雷の音が聞こえて怖いということでした。

 

 

カーテンをしめる

 

 

なぜか、大雨の様子を見ようとします。そして逆に恐怖を覚えます。

 

そんなときは、カーテンをしめ、違うことに集中させましょう。

 

 

場合によっては、好きなアニメを見させたり、違う遊びに夢中にさせるのがいいでしょう。

 

 

目をつむろうとするのをやめさせる

 

 

目をつむろうとします。しかし、これは逆に恐怖をあおる行動です。

 

 

先ほどのカーテンと矛盾しているようですが、別の視覚情報を与えないと、勝手なイメージで恐怖になってしまいます。

 

目を閉じさせないようにして違うものを見せましょう。

 

 

また、その子に余裕があるのであれば、好きな映像を見させると良いでしょう。恐怖の中でも少し和らぐものがあるようです。

 

 

対策を振り返り、再実践。

 

 

様々な子どもの実態があります。

 

 

 

しかし、それらに対してぴったりくる実践はなかなかないものです。 

 

私も、同じような子をたくさんもったことがありましたが、千差万別です。

 

 

教育者の合言葉は、試行錯誤ですね。気長に実践していきましょう。

  

 

実践を最適化できるように試行錯誤を繰り返し、よりよりものに近づけていきましょう。

 

まとめます。

 

 

まとめ

 

・雷を極端に怖がる子は「知覚過敏」「聴覚過敏」の可能性が高い。

 

・対策は、以下5つ

 ①イヤーマフをつける

 

 ②「ノイズキャンセリング機能付きヘッドフォン」を使用する

 

 ③騒がしくする

 

 ④カーテンを閉める

 

 ⑤目を閉じさせない

 

 

 

以上です。

 

 

これは、あくまで私が担任をもった子供に対して効果があったものまたは、考えたものです。参考になったら嬉しいです。

 

 

小松
小松

次の雨は、学校に足が向きますように…。それでは。

 

 

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