森絵都作「帰り道」の指導方法

「帰り道」の指導方法というタイトル 国語
先生
先生
 
 

新しく6年生で「帰り道」という教材が入ってきました。二つに分かれているので、よく指導の仕方がわからず、困っています。今まで場面読みの指導しかしたことが無いのでどうしたら良いかわかりません。

 

そうですね。場面読みの仕方では、今回の教材は指導しにくいですね。「ごんぎつね」や「大造じいさんとガン」などと違って、二人の視点で同じ場面と同じ時間が分かれていますからね。

 

先生
先生

そうなんです。いっそ半分だけで授業を終わっても良いでしょうか。

それでは、もったいないですね。あえて単調にならないように構成が作られていますので、それを生かさないのはもったいないです。今回の指導を機に、いろんな指導方法を試してみるのが面白いかもしれないですよ。解説します。

 

今回は、「帰り道」の指導方法。光村図書の6年生の国語科の教科書で新しく文学的教材が入りました。「カラフル」で有名な森絵都さんが書かれた「帰り道」です。

 

二人の登場人物について書かれているので、初めて読まれた方は戸惑ってしまうかもしれません。

 

しかし、基本的な授業の流れがしっかりしていたら、授業が崩れることはありません。

 

今回は、6年生の初めの4月という大事な時期にある文学的教材「帰り道」の指導方法を解説していきます。

 

教材分析

 

まずは、教材分析をしてから、授業を組み立てていきましょう。

 

「帰り道」とは、どのような話か

 

「帰り道」はどんな話でしょうか。まずは教材をしっかり読み込むことから始めましょう。

 

あらすじ

「律」と「周也」の間で起こった話。帰り道に昼休みにあったことについて言い出せずに、帰っていると天気雨が降ってきた。雨が上がり、お互いの気持ちが通じた。

 

 

「律」と「周也」の二人のある日の物語。全く同じ時間空間を2人の人物の視点で書かれています。

 

「律」は「周也」に対して、「周也」は「律」に対して思うことを文章を大きく分けて構成されています。

 

『冷静と情熱の間』みたいですね

 

どちらとも、言いたい言葉を素直に言えずにもどかしい感情を描いています。このもどかしいなんともいえない思春期の心情を森絵都さんは見事に表現しています。

 

作者 森絵都 

 

それでは、作者の森絵都さんとはどのような方でしょうか。

ソース画像を表示
作者の森絵都さん 『webちくま』より

 

 

1968年東京都生まれ。早稲田大学卒業。

1991年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞。

同作品で椋鳩十児童文学賞を受賞。

『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞。

『アーモンド入りチョコレートのワルツ』で路傍の石文学賞、

『つきのふね』で野間児童文芸賞、

『カラフル』で産経児童出版文化賞、

『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞を受賞。

『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、

『みかづき』で中央公論文芸賞を受賞。

『絵本ナビ』

 

 

森絵都さんを一言で言い表すと、思春期の子ども達の心情を描く、スペシャリストです。

  

 

その中でも有名なのは「カラフル」です。小林真に乗り移った人の心情や、それを取り巻く人のドラマが繊細で見事です。

 

 

『カラフル』の簡単なあらすじ

ある男が罪を犯し死んだ。天国でのくじ引きがあたり、小林真という少年の人生を代わりに生きることになった。しかし、その男の罪が重かったためか、小林真という少年の人生はあまりに辛く、母は不倫、父や出世欲まみれ、兄はいじめ、学級に友達はいない、唯一の友達である女の子が…。

 

 

複雑すぎる人間関係がなく、心情の理解が比較的簡単で、人としてどうあれば良いかを考えさせられる作品でした。是非一読されてください。なお、内容は大人向けなので子どもには教えないでください。

 

 

同じ作者の作品を複数読まないと、その作者の言いたいものなどは見えてきません。機会があったら、他のものも読まれてみてくださいね。話がそれたので戻します。

 

 

画 スカイエマ 

 

 

スカイ エマ(すかいえま)
スカイエマさん 「絵本ナビ」

 

 

神奈川県在住。児童書・文芸書の装画や挿絵、新聞・雑誌の挿絵などを幅広く手がける。

絵本ナビ

 

 

絵のタッチや感じが柔らかい方です。私も、教科書の文章を邪魔しないイラストの表現が気に入っています。

 

 

授業実践

 

それでは、授業に置き換えて考えていきましょう。この作品の面白いところは、何度も何度も文章を行ったり来たりしながら読み返したくなるということです。そんな特徴を生かしたいですね。 

 

 

目標

 

登場人物を多面的に読み取らせ、物ごとを多面的にみることの良さに気づかせる。

 

 

この物語の特徴は、同じ時間の同じ空間を違う視点で見ていることが面白いところです。また、それぞれに想いが重なりあったり、ずれているところが子ども達が関心を寄せるところだと言えます。また、思春期ならではの、傷つきやすい心、なんといっていいかわからない感情、そこを読ませたいですね。

 

 

思春期教材は入れ替わりが多く、「赤い実はじけた」「わらぐつの中の神様」なども難しく、消えていきました。小学生のぽかんとした男の子たちに、胸が締め付けられる感覚は共感できなかったようです。人気の教材だっただけに惜しいですね。

 

 

初発の感想から読みの目標へ

 

一度読むだけではわからない → 意味などを調べながら考える

 

 

この作品、一度読むだけでは、読みの力が乏しい子どもにはさっぱりわかりません。むしろ、もう一度読んで簡単に整理したい気持ちにさせられます。一度読んだときに、そう仕向けてみるのもよいかもしれません。そして、二段階で読みのめあてをたてることをおすすめします。

 

 

一度読む→整理する→新しい読みの問いを設ける。

 

 

このような流れです。

 

 

もし、時数がギリギリで組まれている学年は、あらかじめ、同じ場面で同じ空間で同じ時間を、二人の人物の視点で書かれた物語と伝えておくとよいでしょう。

 

 

1度目の学習は、上記のようなノートで良いと思います。

 

 

通読した後に、簡単に「登場人物」「話の内容」「感想」「疑問に思ったこと」を書かせます。

 

 

書かせたことをもとに、班で話し合って終わりで良いでしょう。

 

6年生の初めの教材なのでこのくらいでいいのではないのでしょうか。積み上げがある学校でしたら、もう少し書く量を増やしていいかもしれません。

 

少し国語とは話が脱線しますが、この時大事なのは、学級の立ち上げの時期になるので全員が発表することです。全員を発言させほめるることで、発言癖をつけないと、一年間発言できないままの学級になってしまいます。

 

 

言いやすいところで発言させましょう。

 

設定の確認(読みの整理)

 

 

 

読みの整理をしていきます。子ども達は途中から気づいていますが、この物語は、同じ時間空間を二人の目線でとらえた話です。なので、二人の言っていることと、していることを整理したくなります。

 

 

1の話の視点は「律」2の話の視点は「周也」です。これが、何個の場面になるか子ども達とまとめていきます。

 

 

まずは、律と周也が出会う玄関から帰り道で「周也が一人で話しているとき」

 

 

「今日の昼休みの出来事」

 

 

公園内の遊歩道で「二人がだまりこんだとき」

 

 

「天気雨がに降られたとき」

 

 

雨が上がりに「二人で歩き始めたとき」

 

 

に分け、比べて考えていきましょう。上の学習ノートを参照されてください。

 

 

学習ノートには、登場人物の言動や情景描写や心内語を書き入れます。さらに、矢印をひくか、色鉛筆で枠を描き、人物の心情を書いていきます。

 

学年の初めなので、話し合って深め合うというより、作業的な学習にすることをおすすめします。それが結果的に読みを深めることになるでしょう。担任の先生も子どもたちの反応を予想せず、落ち着いて指導ができます。

 

人物像

 

 

※白枠には自身から見た二人の人物像が入ります

 

 

二人の人物像を整理していきましょう。どんな人かを読ませるときは、光村図書の教科書の後方にある「言葉の宝箱」を使うと良いですね。

 

 

教科書の言葉を使ってみると言葉が出ない子にとっての支援になると思います。

 

律からみた律

 

他の人のようにものごとをはっきり決められない自分に失望している。

 

 

律から見た周也

前にどんどん進んでいく人。

 

 

周也からみた律

何もなかったようにふるまえば、何もなかったことになるというあまい考えが通用しない人。

はっきりせず、じりじりさせる人。

昼休みのことを怒って気配を冷たくする人。

落ち着いている人。

 

 

周也から見た周也

 

余計なことをペラペラしゃべる。

会話のキャッチボールができない。

ちんもくがいや。

 

 

子どもから見た律と周也

 

白枠には、「あなたから見た律と周也」が入ります。子ども達は、「気持ちを伝えられたら受け止めてくれるのになんで言わないんだろう。」という葛藤が生まれます。

 

 

律には、はっきりと自分の言いたいことが言えない人、静かな人。

 

 

ここの学習は低学力の子には難しいです。グループで全員書いたら先生の所へ持ってくるといったようなグループ学習を組んでみるのはいかがでしょうか。大村はま先生の言うグループで学習する意味を持たせることで、黒板で文字を写す学習よりかは学びは豊かになるでしょう。

 

 

ここの発問は迷うところですね。

 

 

発問案
  1. 「二人の中で共通することはなんでしょうか。」
  2. 「二人の相手に対する見方で同じところは何でしょうか。」
  3. 「二人をあなたはどう思いますか。」

 

 

1のように、共通することと問うと、「自分に自信がない」ことや「相手に遠慮している」「相手のことを相手が思っている以上に悪く思っていない」など、広がりを持てます。しかし、収集することが難しいので、

 

 

2で相手に対する見方を尋ねると、「相手に遠慮している」「相手のことを相手が思っている以上に悪く思っていない」ことに絞られてくるでしょう。物語の世界に入れている子ども達は考えやすいかもしれません。

 

 

シンプルに3でも良いかも知れません。ただ、漠然としていて低学力の子には厳しいかも知れません。

 

 

全文シートを準備

 

 

この物語は、1「律」の視点と、2「周也」の視点とに分かれます。それらの特徴を生かし、是非したいのが、全文を用意することです。

 

 

全文指導と言うと、少し昭和の教育臭くなってしまうかもしれませんが、今でも使える手法です。関係をつかむのには、もってこいの手立てです。

 

 

教科書をコピーし、のりで貼ってつなげ、全文を2つに分けたものを用意します。そうすることによって、二人が言ったり思ったりしていることを照らし合わせると、より比較がしやすくなります。

 

 

放課後の昇降口のことが書かれてあるところを読むのであったら、昇降口のところに合わせ、通り雨のところを読むのであったら、通り雨のところで合わせるとよいでしょう。

  

 

そうしたら、自分にしか気づいていないと思われる発見がたくさん見つかるでしょう。それが読みの面白さかも知れないですね。

 

 

より比較対象を明確にしたいのであれば、対応する箇所を、上下にするなどしてわかりやすくするのも手です。

 

 

雨上がりの前後で変わったもの

 

雨上がりの前、律は言葉にするのが苦手周也は言葉のキャッチボールができない。と悩んでいた。

 

  

しかし、律は言葉で伝えることができた周也は言葉を受け止めることができた

 

 

どうして変わった?

 

それでは、二人はどうして変わったのでしょうか。そのまま帰れば、言葉に出すのが苦手な二人でおわっていたことでした。しかし、変わりました。

 

  

要因は、「雨」です。これは、当然ですが、雨が降る前後で二人の心情は変わったからです。それでは、「雨」が二人をどうしたのでしょうか。

 

 

本当にあっという間のことだったんだ。ざざっと、水が降ってきて、何かを洗い流した。

 

 

この何かとは何でしょうか。雨上がりに律の心情がに転じているところから、悪いものが流れたと予想することができます。

 

 

周也の気どった前がみがぺたっとなったのがゆかいで、ぼくはさんざん腹をかかえ、気が付くと、みぞおちの異物が消えていた。

 

 

みぞおちの異物とはなんでしょう。

 

 

「ぼくだけがあのことを引きずっているみたいで、一歩前を行く紺色のパーカーが、どんどんにくらしく見えてくる。」

 

 

(いらついた目で周也が律をにらんで、「どっちも好きってのは、どっちも好きじゃないのと、いっしょじゃないの。」と言われたことに対して)「先のとがったするどいものが、みぞおちの辺りにずきっとささった。そんな気がした。そのまま今もささり続けて、歩いても、歩いても、振り落とせない。」

 

 

「考えるほどに、みぞおちの辺りが重くなる。」

 

 

という表現からわかるように、昼休みの出来事からの、にくらしさが消えていたことに気づいたのです。にくらしいから、面白いへ変化です。

 

 

純すぎる自分が恥ずかしくなったのは、笑いの大波がひいてからだ。はしゃいだばつの悪さをかくすように、ぼくはすっと目をふせた。

 

 

あれほど、にくらしく思っていたのに、突然周也のかみがたを笑ってしまったことに罰が悪くなったのでしょう。

 

 

アスファルトの水たまりに西日の反射がきらきら光る。そのまぶしさに背中をおされるように、今だ、と思った。

 

 

ここの表現は難しいかもしれません。アスファルトの水たまりは、雨の描写。その中に、西日という晴れの描写があります。

 

 

雨でできた水たまりの中に晴れの西日があるということは、律の中の、どっちつかずの中性な心に似ています。その同じような中性的な風景に背中をおされたということでしょう。

 

 

西日が「どっちつかずでいいんだよ。」と言ってくれているみたいに感じたのでしょうね。

 

 

今だ、と思った。今、言わなきゃ、きっと二度と言えない。

「ぼく、晴れがすきだけど、たまには、雨も好きだ。」

勇気をふりしぼったわりには、しどろもどろのたよりない声が出た。

 

 

「思っていることがなんで言えないんだろう」「周也とかたを並べて歩きたい」という思いがここで振り切ることができました。

 

 

周也にしてはめずらしく言葉がない。なのに、分かってもらえた気がした。

 

 

ここは、すごく難しいところです。周也は言葉がなかったけれど、分かってもらえた気がするのです。逆の立場から見ると、だまってうなずいただけでした。

 

 

このあとは、軽い足取りですから、嬉しいわけです。言えたから嬉しかったのか、受け止めてもらえたから嬉しかったのか、言いたいことが言葉ではなく、心で通じ合えたから嬉しかったのかは、解釈によります。

 

 

ここを発問してみると面白いですね。

 

周也から見て

 

次に周也からの視点です。

  

 

天気雨――頭ではわかっていながらも、ピンポン玉のことばかり考えていたせいか、空からじゃんじゃん降ってくるそれが、ぼくの目には一しゅん、無数の白い球みたいにうつったんだ。

ぼくが、むだに放ってきた球の逆襲

 

 

ずっと一方的に話しているという表現の意味でのピンポン球。その「逆襲」ですから、話を一方的にし過ぎた罰だと感じたようです。

 

 

悪いと思っているのにやめられない。そんな感覚ですかね

 

 

ぼくたちは、全身に雨を浴びながら、しばらくの間暴れまくった。はね上がる水しぶき。びしょぬれのくつ。たがいのあわてっぷり。何もかもがむしょうにおかしくて、雨が通りすぎるなり、笑いがあふれ出した。律もいっしょに笑ってくれたのがうれしくてぼくはことさらに大声をはり上げた。

 

 

周也が望んでいた沈黙は破られ、さらに笑い、律が笑っている。それで嬉しいと感じています。

 

 

「ぼく、晴れが好きだけど、たまには、雨も好きだ。」

たしかに、そうだ。晴れがいいけど、こんな雨なら大かんげい。

どっちも好きってこともある

心でそう思いながらも、ぼくはとっさにそれを言葉にできなかった。

こんなときにかぎって、口が動かず、できたのは、だまってうなずくだけ。

なのになぜだか、律は雨上がりみたいなえがおにもどって、ぼくにうなずき返したんだ。

 

 

「こんな雨なら大歓迎。」のこんな雨とは何でしょう。

 

 

晴れは好き。雨は嫌い。でもこんな雨なら大かんげい。ではこんな雨とは。

 

 

  • すぐに晴れる雨
  • 律を笑顔にしてくれる雨
  • 沈黙した空気を変えてくれる雨 

 

 

様々なものが子ども達から出てきそうですね。

 

 

確かに律の思いは周也に伝わっています。それを、周也は口に出していません。ですが、律の思いは周也に伝わったと律は感じます。

 

 

ひょっとして—―とぼくは思った。投げそこなった。でも、ぼくは初めて、律の言葉をちゃんと受け止められたかもしれない。

 

 

ここは丁寧に確認したいところ。投げ損なったのは何か。律の思いを受け止める言葉を投げ損なったというのでしょう。

 

 

しかし、律の言葉は受け止められた言葉なんかなくても思いは通じるということでしょう。周也も受け止められたことで、足取りが軽くなります。

 

 

周也の場合、言葉を発するのではなく、相手を受け入れることが課題であったということが改めてわかります。

 

 

友達に向け、作文を書く

 

 

友達に向け、作文を書きます。律の様に思いを言葉にすることの勇気。周也のように、相手の気持ちを受け止める。これらのことの、難しさともどかしさ。

 

 

それらを自身の体験と結び付け、これからの自分を見つめる時間にしたいですね。

 

 

6年生初めの単元なので、簡単で良いと思います。

  

 

文章を書かせる前には、「誰に読ませるのか。」「目的は何なのか。」「どうやって書けば良いのか。」を共通理解させる必要があります。

 

「友達に・(思いを伝えるのが難しいのはわかるという思いを伝える目的で)・次のような3段落構成で書く」 ※かっこの中はこの場合個人で違います。

 

 

また、年間計画を考慮し、次にような設定でも良いでしょう。「家族に・思いを言葉で伝えるのが難しくなってきたことを知ってもらう目的で・次のような3段落で書く」

 

大体年間6回くらい説明文や文学的文章で感想文や意見文を書くので、バランスを考えて書く相手を変えていきたいですね。6年生でも、親に書かせると躍起になって書く子も少なからずいます。下級生・地域の方・友達など対象を決めていくと書く意識付けができます。

 

 

感想文の構成例
  1. 律か周也の視点で、共感できるところを書く。
  2. 自分の体験と重ねながら書く。
  3. これからの自分について考える。

 

 

「帰り道」感想例

 

 

 

感想文は、何にでも良いですが、せっかくなので原稿用紙の使い方を学ばせるためにも、原稿用紙を使うのが良いのではないかと思われます。

 

 

 

関連図書

 

関連図書として、光村図書では、講談社が出している『DIVE!!』と、偕成社が出している『クラスメイツ』を子どもたちに紹介しています。

 

 

『カラフル』は、大人の内容がしっかり入っていますので、読ませない方が良いです。紹介しないと言ったら逆に読む子がいるので、名前も出さない方が良いですね。

 

まとめ

今回は、「帰り道」の指導方法でした。

 

 

「帰り道」は、二人の登場人物が同じ場面を違った視点で見ているという特徴をもつ作品でした。いつもと違った構成だからといって、焦る必要はありません。

 

 

わからない単語を調べながら通読をして、よくわからないところを読み込んで、作品について子ども達同士で話し合うという基本は変わりません。

 

 

「雨上がりに変わったものは何か」しっかり読みとらせてくださいね。

 

 

国語は、学べば学ぶほど面白くなりますね。それでは

タイトルとURLをコピーしました