学級で子どもが言うことを聞かない時どうすれば良いか 

子どもが言うことを聞かないとき 学校教育
親
 

こんにちは。初めて学級担任をするのですが、なかなかうまくいきません。

小松
小松

こんにちは。初めて学級担任するのは不安で大変なことばかりですね。どんなところがうまくいきませんか。

親
 

はい。ベテランの先生の前ではよく言うことをきくのですが、私の前では言うことを聞かないのです。私が若手ということもあると思いますが、若手でも子ども達がしっかりということを聴く方法があったら知りたいです。

小松
小松

なるほどですね。大変な思いをしているのですね。少しでも先生の気が楽になるように説明しますね。

 

 

学級で子どもたちが言うことを聞かない…。

 

 

そんな悩み若手の先生なら必ずありますよね。

 

 

今日はそんなときどうすれば良いか私の経験をもとに整理しました。

 

 

どうして言うことを聞かないのか

 

どうしてその子が言うことを聞かないのか原因を考えましょう。

 

 

子ども達は、特別な事例を除いて、ある程度は待つことができますし、大抵の場合、先生方の前では騒ぎ立てません。

 

 

それではなぜ言うことを聞かないのでしょうか。それは、言うことを聞かせようとするという罠にはまってしまっているからです。

 

 

自分の言うことを聞かないな」と思う場合、言うことを聞かない子ばかりに目がいってしまうというあることがある。

 

言うことをきかせようとする罠とは

 

 

若手の先生は、ベテランの先生の前では大人しく、自身の前では言うことを聞かない子を見て、

 

 

「私の話だけ聞かない。私はなめられているのかな。言うことを聞かせないといけない。怒らないといけない…」  

 

 

という錯覚に陥ってしまいます。しかし、これは誤りです。

 

 

子ども達は先生が変わっても、初めのうちは態度を変えないのです。逆に初対面の先生のまえではかしこまります。

 

 

「FACTFULLNESS」というの本には次のように書かれています。

 

 

人間の脳は、プラスの情報よりマイナスの情報を強く意識してしまう。

 

 

つまり、「先生のためにがんばろう」といている真面目な子より、そっぽ向い気を引きたい一人の子に気になってしまうのです。

 

 

小松
小松

慣れてくると、何かがちょうどよく麻痺しているのでしょうね。片目をつぶる感覚です。

 

 学年が上がるに連れて駆け引きが難しくなってくるのは確かですが、聴き方が良い子を2人くらいほめて、「みんなの聴き方が良くなってきました。」と軽くほめて、いくと良いでしょう。

 

 

間をつくらないテンポで

 話は変わりますが、若いの先生が私の授業を見たときによく言っていたのが、

 

 

「テンポが速いですね」

 

 

と言います。また、一方で先生方からは、「もっと静のじかんをつくったほうがいいんじゃない」

 

 

とも言われます。それは無理なのです。

 

 

私はかれこれ、学級を荒らしてしまうような子をたくさん持ってきました。

 

 

そのような子たちはどんな手立てを打っても待てないのです。

 

 

それに気づいたわたしは、待つことは最小限で、進んでいくテンポを大事にするようになりました。

 

 

具体的には、数人書いたら次の指示。書いていない子がいたら違う学習活動時間に書かせるようにします。

 

 

大事なのは、荒らしてしまう子の間を作らないことです。

 

 

そのような指導で子どもに学力をつけることができるのか

 

その1時間で譲れない目標があります。そのときの評価だけは確実にしていきます。

 

 

そうするこで、確実に力はついていきます。

 

 

よく若い頃は授業の導入の時間を大切にしてきたら授業は成功すると言われてきました。

 

しかし、経験を重ねるごとに授業の終盤の評価を大事にするようになりました。

 

 

授業の最後のまとめや振り返り。その後の練習問題で理解できているか確認します。

 

 

できていなかったらとことん復習させます。家でもとことん復習させます。また時間をあけて同じような問題を解かせます。すると大体の場合、身についています。

 

 

ノートをかけずにおいていかれる子がいるのでは、と心配になりますよね。しかし、ノートを書くより重要なのは、学習で何が身につくかなのです。

 

 

「聴く」を意識させる

 

これはあくまでも、ワンポイントアドバイスなのですが、次の三段階の「きく」を意識させましょう。

 

 

1.「聞こえる」・・・鳥や物音がいやでもきこえる
    ↓
2.「聞く」  ・・・音楽をきくなど耳だけできこうとする
    ↓
3. 「聴く」  ・・・目と耳と心を十分に使ってきく

 

今の学級はどの段階なのか。最終的に全員で「3.聴く」をめざせたら、良いねと伝えましょう。

 

 

相手が伝えたいことは全部理解できるようになったら喧嘩は起こらないということを伝えましょう。

 

聞いていないを自覚させる

 

聞いていない子にとって、「自分は聞いている」と思っている傾向があります。その子が聞いていないときにハンドサイン等で気づかせるのもありです。

 

 

「指何本立ってた?」

 

 

などと尋ねるとわかりませんと言います。そこで周りの全員に尋ね、

 

「1本!」

 

と答えると、自分だけが聞いていないと自覚します。また、

 

「○○さんの発表をもう一回教えて。」と尋ねると答えられません。

 

子どもの実態にもよりますが、聞いていないことを自覚させ、「どうすればよい」と本人と話し合っていけば、子どももがんばろうとします。

  

  

あくまでも追い込むのではなく、怒鳴るのでもなく一緒に本人のためになるように努めてください。

 

小松
小松

関係ができていない子や傷つきやすい子、プライドが高い女の子などにはしてはいけませんよ。

 

できてきたらほめる

 

 

できてきたら、ほめましょう。

 

 

以前までと比べて成長したこと。成長して嬉しいという気持ち。

 

 

どうしてできるようになってのか尋ねたらさらに良いですね。

 

 

ここまでできたら後はほめるだけ。  

 

 

ほめ言葉でいっぱいになったら理想の学級ですね。まとめます。

 

まとめ

 

・言うことを聞かせる前に、自身の学級の見方を見直してみましょう。
・間を無くすことで、荒れの原因を防ぎましょう。
・よくできてきたらたくさんほめましょう。

以上になります。

小松
小松

学校の先生でだれでもあることですが、少し肩の力を抜いて、できている子をほめながら、無理なら管理職に頼むくらいの気持ちで臨みましょうね。それでは。

 

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