ADHD の学校生活 ー登校から下校までの生活や支援策

ADHDの学校生活 発達障害

ADHD の学校生活 ー登校から下校までの生活や支援策

ささみ
ささみ

こんにちは。小松さん。

 

こんにちは。どうなさいましたか。

 

ささみ
ささみ

今度学級に入って来る子がADHDと診断されています。歩き回って、嫌なことがあったら暴れてしまうみたいです。家ではおとなしく過ごしているらしいのですが、学校では生活できているかどうか心配です。

 

その子は何年生ですか。どういった特性がありますか。また、お薬は飲まれていますか。

 

ささみ
ささみ

4年生です。まだ特性は詳しくはわかりませんが、学習に集中できず、常に違うことをするそうです。お薬は飲んでいるそうです。

 

程度にもよるのでわかりませんが、私の経験の範囲でお応えさせていただきますね。また、どういった支援をしているかもお伝えします。

 

ささみ
ささみ

よろしくお願いします。

ADHDの子どもはどのような学校生活を送っているのでしょうか。

 

 

ADHDの子どもと言っても、どんな子かはわかりません。

 

 

あくまでも、個性のひとつです。

 

 

ですが、相談されましたので、あくまでも、一例でお伝えします。

 

 

今回の相談のケースは、衝動多動優先型としてとらえています。

 

 

学校の教員側からみたある一例の子どもの学校生活について解説します。

 

 

1日の学校生活

 

朝の生活

 

朝は起きるのが苦手な子が多いです。そして、薬の影響からか寝起きも悪い場合があります。これは個人差があります。

 

 

次に、朝ごはんは少量食べます。薬の副作用かわかりませんが、基本的には食欲は無い子が多い印象です。

 

 

インチュニブが出始めてからは食欲が旺盛な子が増えてきた印象ですが、人によるといった感じです。

 

 

基本的に朝は弱い

 

 

朝、登校したら、とりあえずうろうろし、座ります。

 

 

用意等自分でできれば良いのですが、なかなか自分の力だけでは難しいです。

  

  

「早くしなさい。ちゃんとしなさい。」と言いがちですが、これではうまくいきません。

  

  

うまくやりたいけれど、うまくいかないのに、あれこれ言われることでパニックになってしまいます。

 

  

逆に、「自分はできない子なんだ」と自信を失わせると、自傷行為や暴力行為、非行、引きこもりの原因になってしまいます。

 

1つずつさせてあげて、できたら褒めてあげてください。

 

次にすることがわかっていて、一つずつさせる 

  

急がせたり、一度にたくさんさせたりする。

 

担任が嬉しいのは、始業20分くらい前に学級に到着させてもらうことです。自分の作業をしながら、ゆったり支援ができます。

学習中

 

学習中、机の上が散らかります。ノート、教科書、鉛筆、消しゴム、定規、下敷き…。床に水筒が転がっているかもしれません。

 

 

一つずつ片付けたり、用意させたりして、一個ずつ処理しています。自分で処理できない量は担任がしています。

 

 

机上はノートと鉛筆・消しゴムだけ。指示は1つずつ。

 

 

私は、機械に命令を入力する感覚でしていました。いっぺんにすると、故障してしまうので、一つずつの感覚です。

 

 

 

特にこだわりが無ければ、筆記具は最小限にシンプルなものにしましょう。気が散って学習しません。

なお、冷房は積極的に使用します。寒い方は大丈夫なのですが、じめじめや高温は嫌がります。ひんやりと冷たい環境で学習させてあげてください。

 

 

冷房は積極的に使用しましょう。

 

 

給食

 

給食がとても大変です。過去の記事でも解説しましたが、食べられる物だけ食べさせて、後は諦めましょう。

 

 

きのこ、野菜、魚、牛乳等、苦手なものがあり、それを過敏に感知するので、食べられません。

 

 

食事を無理矢理食べさせるメリットより、食べさせないで昼休み自由に過ごす方が本人に学びがあります。

 

 

昼休み

 

友達と知的な遊びをしているか、思いっきり活動的に遊んでいることと思います。好きにさせてあげましょう。

 

 

決して、給食の食べ残しをずっと食べさせるようなことはさせたくありません。

 

 

思いっきりけんかになることも多いですが、それはそれで勉強ですので、担任が話を聞いています。

 

午後の学習

 

座学でしたら大体寝ていると思ってください。寝かせてあげてください。薬の副作用や脳のつかれでしょうか。原因はわかりませんが、起きていたらほめてください。

 

 

脳の構造上やはり、過敏に使いすぎているのだと思います。運動や音楽などの体を動かすものを積極的に入れています。午後に座学は難しいです。

 

 

タブレット型の学習がものすごく得意な場合が多いです。でも個人次第です。

 

 

下校時

一日、本当に子どもたちはよくがんばって過ごしています。ただその数倍ADHDの子達は我慢したり、嫌なことをさせられたりと、周りの子の数倍頑張っています。

 

 

たくさんのねぎらいの言葉を家でかけてあげてくださいね。

 

 

まとめ

 

・学習は、本人のペースでしていた。
 

・給食は苦手なものは受け付けていないので、本人のペースで食べさせていた。
 

・昼休みはけんかをしつつ、楽しく過ごしていた。
 

・午後の学習は、薬の影響もあって、座学は眠ることが多かった。

ADHDの子どもだろうが、どんな子どもであろうと、、学校は受け入れなければなりません。また、指導ができないほどの時は、担任外の先生が対応します。まずは、しっかり子どもを観察してからその子にあった対応を先生方と保護者で話し合って、力を伸ばしてくださいね。それでは。

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