
はあ…。つかれたな。

おやおや、どうしましたか。

最近、校長、教頭からあたりが強くて、25歳になったら辞めてしまおうかと考えていますが、それまで自分の心がもつかわからなくて。

そうですね。最近は、ミドル世代が少ない時代だと言われています。その時代にどのように仕事をするか考えなければですね。

そうなんですね。もう、教頭先生たちが求めているものがわからなくて、研究とか数値とかの前に、保護者とか子どもとか、授業のことでいっぱいいっぱいなんですよね…。

なるほど、それでは、私も一緒に考えてみましょう。
今日は、先日話題になっていた、ミドル世代がいないという記事を基に、考えてみました。
資料は、ベネッセ様の記事をお借りしています。
公立教員の平均年齢は42歳(令和6年度)
以下の記事をみてみましょう。

この記事では、2013年度の「学校教員統計調査」の結果をもとに、教員の平均年齢が下がっていることが報告されています。
特に、1980年代に大量採用された教員が定年退職を迎え、その穴埋めとして新規採用者が増加していることが背景にあります。
この記事のポイントは、教員の平均年齢が下がること自体は必ずしも問題ではないが、年齢構成の不均衡が問題であるという点です。
特に、30代後半から40代の中堅層が少なく、若手とベテランの間をつなぐ役割が不足していることが指摘されています。
このため、若手教員が孤立しやすく、指導技術の継承が難しくなる可能性があるとされています。
全体として、この記事は教員の年齢構成の変化が学校教育に与える影響について深く考察しており、特に中堅層の重要性を強調しています。
教育現場での世代間のギャップを埋めるための対策が求められていることがよくわかります。
依然と違って、若手が少なく、ミドルが多い時代ではありません。
若手が多く、ミドルが少ない時代です。
当然、若手は不安定な要素が多く、ミドルが補っていく構造になります。
ご想像の通り、ミドル世代や管理職が火の車なのがよくわかります。
このサイトに訪問者が絶えないのもわかります。
管理職は研修を進めたいが、進まらない。
研究主任が若いもしくは、伝えられる側が若すぎて研修が成り立たない。
そんな学校がたくさん発生しているのがよくわかります。
それでは、その課題を解決する方法はあるのでしょうか。
結論、ありません。
結局、研修というのは、学校の課題を解決したり、一般的な授業の改善が目的です。
恐らく、それすらもから回っているのではないでしょうか。
20・30代前半の先生方は、とりあえず、各学校の研修の型をとりあえず、模倣して、子どもたちや自身の糧になることに集中してください。
30代後半・40代以降の先生方は、これまで先輩方から教えてもらったことを、老婆心と思って、鬱陶しがられても若い先生方に伝えてください。

10教えられたら100学べの精神と、99%無駄になっても、1%だけ積みあがっていく精神でいきましょう。