学校における分散とは—3つの分散と感染対策の正しい在り方について

学校における分散とは学校教育
親
先生

こんにちは。新型コロナウイルス対策について相談があるのですがよろしいでしょうか。

小松
小松

こんにちは。はい、どうぞ。

親
 

感染症に子どもたちがなってしまうのが不安です。何か落ち度があるのではないかとおろおろして消毒をずっとしています。また、そうしていたら、ただでさえ大変なのに仕事が手に付かず大変です。

小松
小松

なるほどですね。それでは、学校生活においてのウイルスを分散する方法と、消毒をするときに大事なウイルスの残存時間等を解説していきますね。

今日は、新型コロナウイルス対策のための学校での「分散」についてです。どのようにしたら子どもたちも大人たちもより安心して学校に通うことができるか、解説していきます。

 

学校における分散とは

 

 

小松
小松

まず、分散には大きく分けて以下の種類があると考えています。

 

3つの分散
  • 「時間」の分散
  • 「場所」の分散
  • 「もの」の分散

 

上記の3つの分散について述べていきます。

 

「時間」の分散

   

登校時に、感染が考えられる場合は、時間を分散しましょう。

 

「時間」の分散の例
  • 登校時間を分ける

 

  • ラッシュ時間を避ける

 

  • 授業時間を分ける

 

  • 授業を交互に行う

 

  • 登校日を分ける

 

 

  

これは、教師の負担は2倍・3倍になりますが、子どもたちの安全を考える上では必要な選択肢ではあります。

 

 

陽性者が出た地域や、感染症が広がっている地域では有効な手段となります。

 

 

都市圏では、バスや電車を利用し登校するのでどうしても人との接触をもたないといけません。安全な時刻で登下校できるようにしましょう。

 

「空間」の分散

 

子どもたちは、よく人と近づこうとします。ウイルス対策には基本的に2~4mの距離が必要とされています。しかし、多くの学校現場では教室で1mを確保するのが限界です。

 

 

そこで、考えられるのが、次の対策です。

 

 

「空間」の分散の例
  • 教室を分ける
  • 教室内で分ける
  • 向きを変える
  • zoom、teams等を使ってオンライン

 

登下校中の人との接触を避けても登校後に感染しては意味がありません。

 

 

登校後、空間を分散してウイルス感染を抑えます。

 

 

また、近くに接して向きあおうとすることでウイルスを移してしまうので、学齢期の子どもたちは、空間を分散させることを意識させなけらばなりません

 

 

机1つ分開けて学校生活を送るようにさせると良いでしょう。

 

 

また、大人と近くなることもありますので、大人も意識して子どもと距離をとりましょう。

 

 

フェイスシールド

授業中に教師にフェイスシールドを義務付ける自治体がありました。ニュースで取り上げられているので当然そのような対応をとられます。

 

しかし、学校の先生は医療関係者と違い、通常の会話より大きな声で話すことになります。話していると耳鳴りがし気分が悪くなります。

 

つまり、授業中にフェイスシールドをつけることは、教師にとって過酷です。義務付けるなどしてはなりません。必要であれば選択的に導入するなどして、対策をゆだねると良いです。

 

大切なのは、子どもと大人の適切な距離感と、手洗い・うがい・マスクの着用の励行です。

 

業務に支障が出るような過度な対策は、先生方の体力や意欲を失わせることとなります。

 

アクリル板

机の周りを透明なアクリル板で分散している例もありました。しかし、これは、子ども達にとって光の反射などで見にくく、教師も子どもの様子をつかみにくいです。

 

また、作りがもろく注意しても暴れまわる子どももいる学校の実態では全部の学校に導入するというのは難しいというのが現状です。

 

教室を少ない人数で分けるというのが現実的な分散になるようです。

 

「もの」の分散

分散登校をしたところで、共通のものを使って接触感染をしては意味がありません。

そこで「もの」の分散も心がけましょう。「もの」に付着した場合、どのくらいいウイルスは生き残っているのでしょうか。

ウイルスが生き残っている時間

以下の資料は、新型コロナウイルスが生き残ってしまう時間です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image.png
新型コロナウイルスの残存時間

 

 

新型コロナウイルスがエアロゾル状態、物質表面でどれくらいの時間、残存しているかを示したグラフ。Via:Myndi G. Holbrokk, et al., “Aerosol and Surface Stability of SARS-CoV-2 as Compared with SARS-CoV-1.” The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE, 2020の数値より画像制作:Yahoo! JAPAN

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20200414-00173146/

 

エアロゾル(空気中に含まれるウイルス)と比べると、ものに触れた場合、長い時間生き残ることがわかります。

   

上記の資料から、2日~3日間をあけないとウイルスは死滅しないことがわかります。

 

 

つまり、空気の汚染は2から3時間続くので、小まめに換気をすること。ものには付着していることが考えられるので、子どもの小まめ手指消毒を徹底することをしなければなりません。

 

  

質問者のお尋ねにありますように、小まめな消毒・換気は集団感染防止のためには避けられません。

 

 

定期的に小まめな消毒・換気の徹底

 

 

それでは、どんなものを分散・消毒すればよいのでしょうか。

 

分散・消毒するもの

 

以下のものが子どもたちはよく触るすると考えられます。

 

子どもたちがよくさわるもの

 ・トイレ(便器・鍵・蛇口)

 ・手洗い場

 ・ドアの取っ手や開け閉めに使うところ

 ・タブレット

 ・机 

 ・いす

 ・ボール

 ・鍵

 ・階段の手すり

 

その中で分散できるのと、分散できないものがあります。分散できるのは、ボールとタブレットのみです。学校の実態によってはもっとあるかもしれません。

 

分散できないものは塩素性漂白剤で消毒しましょう。

 

 

物を共有する子もいます。絶対にやめさせましょう。

 

 

手を洗わない子がいることも想定にいれておきましょう。必ず学級のルーズな子2人は手を洗いません。全員で確認してしっかり洗わせましょう。

 

   

事態が収まってきたときが難しい

   

 

事態が収まってきたときが大変になります。

 

 

子どもたちは喜んでマスクを外し、子ども同士くっつきあい、ウイルスや菌をまき散らす事態に発展させることになることが予想されます。

 

 

そのときに、しっかりと注意をし注意を聴いてくれる教師と子ども、子どもと子どもの関係が必要不可欠です。

 

 

あいまいな指示をして、守られていないことが学級崩壊などにつながります。

 

小松
小松

感染症対策において、学校で一番優先されるのは、全員の意識化です。意識が緩み始めたら改めて感染症の恐ろしさと感染症対策の大切さを確認していきましょう。

まとめ

 

3つの分散で新型コロナウイルスの猛威を押さええましょう。

 

 

3つの分散
  • 「時間」の分散
  • 「場所」の分散
  • 「もの」の分散

 

   

最後に、何より意識化が大切です。大人の意識が薄れたときに子どもの集団感染は起きます。 

 

子どもや子どもの家族を守れるように危機感を持って取り組めると良いですね。

 

 

参考になったら嬉しいです。役に立てるような情報を今後も更新していきます。それでは。

 

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